AppleメモをObsidianに書き出すと、フォルダ・ファイル名・先頭の情報はどうなるか|VaultDropの仕様
AppleメモをObsidianに移すとき、気になるのは「整理したフォルダがそのまま残るのか」「同じタイトルのメモが上書きされないか」です。この記事では、VaultDropの書き出しの仕様を、ファイルの決まりごとに分けて整理します。この記事は、VaultDropの作者が書いています。
§1フォルダの階層は、そのまま作られる
Appleメモのフォルダは、親フォルダの下に子フォルダを作る形で、書き出し先に再現されます。フォルダの名前に、ファイル名として使えない文字が入っているときは、「_」に置き換えます。名前が空のフォルダは、「名称未設定フォルダ」になります。
たとえば、次のような構成になります(これは説明用の例です)。
仕事/
企画メモ/
新サービスのアイデア.md
議事録/
2026-10 定例.md
日記/
今日のこと.md
§2ファイル名は、メモのタイトルから決まる
ファイル名は「メモのタイトル.md」です。ただし、次のように整えます。
| 場合 | 扱い | |
|---|---|---|
/ \ : * ? " < > ` | ` や改行が含まれる | 「_」に置き換える |
| 前後に空白や「.」がある | 取り除く | |
| 80文字より長い | 80文字までに切る | |
| タイトルが空 | 「無題」にする |
§3同じタイトルのメモには、連番が付く
同じフォルダの中に、同じタイトルのメモが2つ以上あっても、上書きされません。2つ目以降は、「タイトル 2」「タイトル 3」のように、連番が付きます。大文字と小文字は区別しません。
開発者のメモ(75フォルダ・11,765件)では、この連番が付いたメモが、814件ありました。同じ「無題」や「新規メモ」が多いと、連番は増えます。
§4先頭には、タイトルと日時が入る
どのファイルも、先頭に次のような情報が付きます(値は例です)。これは、Obsidianで「プロパティ」として読まれる形式です。
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title: "新サービスのアイデア"
created: 2026-03-14T02:31:08Z
modified: 2026-10-02T11:05:47Z
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作成日時と更新日時は、ISO 8601という形式(UTC)で書かれます。ファイル自体の作成日時と更新日時も、メモの日時に合わせます。メモのタイトルにダブルクォーテーションが含まれるときは、その前に\を付けて書きます。
§5書き出されないもの
- パスワードで保護されたメモは、読めないので、書き出さずにスキップします。完了の画面に、その件数が出ます。
- 「最近削除した項目」は、対象から外します。
- 画像・表・添付ファイルは、現時点では書き出しません。本文のテキストだけが対象です。画像や表が多いメモの扱いは、別の記事で整理しています。
§611,765件を書き出した結果
2026年10月3日の全件テストでは、75フォルダ・11,765件を数秒で書き出しました。書き出し先のファイル数は、Appleメモ側の件数と一致しました。空のファイルは0件で、全体の大きさは約55MBです。
§7事前に必要な許可
Appleメモのデータは、macOSが保護している場所にあります。そのため、VaultDropには、Macの「フルディスクアクセス」の許可が必要です。VaultDropが読み取るのは、Appleメモのデータだけで、元のメモは変更しません。動作確認は、macOS 15(Sequoia)で行いました。
§8出典・確認日
- 仕様の根拠は、VaultDropの書き出しのプログラムと、開発者のMacでの全件テスト(2026年10月3日)です。
- 製品の概要は、VaultDropのページにあります。